本尊薬師如来

正圓寺のご本尊様は薬師如来です。平安時代末期から鎌倉時代初期に作られたと言われています。

とても美しい仏様で、国宝指定の申請の動きもありましたが、指の一部破損と、日常非公開の理由により、指定には至らなかったそうです。

普段は厨子の扉が閉じられています。正式な御開帳は60年に一度です。

地蔵菩薩立像

本尊薬師如来と同じく、平安時代末期から鎌倉時代初期の作と言われています。
ヒノキ材から彫り出された、一木造の仏様です。
平成6年に豊橋市指定文化財に登録されました。

多くの虫食いが目立っていましたが、令和になって修復に出され、凛々しさと繊細さを感じる平安時代の御姿に戻ってお寺に帰ってきました。

写真は、浜松市美術館で開催された「みほとけのキセキⅡ」で展示された時のものです。

伽羅陀仙地蔵菩薩

天明4年(1784年)に本尊薬師如来の御開帳に合わせて安置されました。
伽羅陀仙(カラダセン)とは須弥山を囲む金山の一つで、地蔵菩薩が住む浄土と言われています。このお地蔵様は、現在位牌堂の中心に坐して各家のご先祖様を見守りくださっています。

十王仏

伽羅陀仙地蔵菩薩と同じく、薬師如来御開帳に合わせて安置されました。

鯖大姉

右手に数珠、左手に鯖を持っている仏様です。